「まだ見せていない引き出しがある」格闘家・下間さんが歩む、世界への道:SSOLメンバーインタビュー #02:下間さん

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SSOLメンバーへの取材を通して、アスリートの競技への思いや「人」に迫りたいと思います!

第2回は、4歳から空手を続け、北海道から沖縄へ単身移住。
プロ総合格闘家として2戦2勝(全て1ラウンドKO)の戦績を持つ下間英史(しもま ひでふみ)さん(23歳)にお話を伺いました。

■ なぜ沖縄だったのか?

—— 北海道出身の下間さんが、なぜ沖縄に来ることを選んだのでしょうか。

理由は大きく2つあります。
1つ目は、目指したいトレーナーがここにいたから。
今や総合格闘技界で名を馳せる平良達郎選手を育てた松根亮太会長の存在です。
バックボーンのない選手を一から世界レベルへ引き上げる指導力に、強く惹かれていました。

2つ目は、気候です。
コロナ禍の北海道では、真冬でも窓を開けて練習しなければならず、突き指もよくあり本当につらかった。

「良い指導者の元で強くなりたい」「暖かい土地で練習したい」という思いが重なり、苫小牧高専から琉球大学への編入学という形で沖縄行きを実現させました。

■ 空手14年のバックボーンを「いったん手放す」

—— 4歳から18歳まで空手を続けてきたキャリアは、総合格闘技にどう活きていますか?

今でこそ、空手のキャリアは活きていますが、ただ最初は、あえてそこに頼らないようにしました。
「空手にこだわっていると成長しない」と直感的に感じていたので、プロになるまでの期間はひたすら寝技の練習ばかりを積み重ねました。

プロデビューしてから、ようやく打撃の強みを試合で全力で使えるようになりました。
2戦ともバックチョーク(相手の首に腕を回す絞め技)で1ラウンドフィニッシュしていますが、実はまだ打撃はほとんど出していません。
「まだ見せていない引き出しが、たくさんある」という状態です。

■ 試合3週間前の骨折、しかし出場した話

—— 去年9月の試合前に手術されたとお聞きしました。

「ボクサーズナックル」という、拳の腱が断裂して握るたびに脱臼してしまうケガです。
試合の3週間前にやってしまいました。
手術しないと治らないと言われたんですが……試合当日、無理を押し通して出場しました(笑)。

総合格闘技では、こういったケガはあまり珍しいことではないんですよね。
術後は7ヶ月ほど空いてしまいましたが、それも含めて今回の4月19日の試合に向けて、万全の状態に仕上げています。

■ なぜSSOLで、身体操作・低酸素・ウェイトを積み重ねるのか

—— SSOLには週3回通っているそうですね。どんな目的で来ていますか?

「格闘技のジムでは教えてもらえないところを、専門家に鍛えてもらう」という感覚です。
身体操作・低酸素(持久系)・ウェイトと日によってメニューを変えています。

格闘技は「人と戦う」スポーツですが、その前に「個体として強いかどうか」が絶対に差に出ると思っています。
股関節の可動域、肩甲骨の動き、パンチのスピードと持久力——技術だけでは埋められない差が、こういった身体の基盤にあると感じています。

短期間ではなかなか実感しにくいですが、年単位で見ると明らかにパンチが強くなっていると感じます。
すぐに結果が出ないからこそ、続ける人と続けない人で差が出る分野だと思って、地道に続けています。

■ 目標は「外国人選手と戦う、日本代表として」

—— これからどんな選手になっていきたいですか?

外国人選手と戦いたい、というのが一番の目標です。
「日本人選手 vs 海外選手」の構図になると、日本中が応援してくれますよね。
自分もそういった試合を見るとすごく燃える。だから、その応援される側に立ちたいんです。

そのためにまず国内のベルトを取ること。
トレーニングが辛い時、「何のためにやってるんだろう」と思う瞬間もありますが、格闘技が好きだという気持ちと、この目標を忘れないようにしています。

■ 4月19日、次の試合への意気込み

—— 次の試合について、意気込みを聞かせてください。

4月19日、沖縄コザミュージックタウンでの試合です。
1戦目も2戦目も1ラウンドでフィニッシュしているので、今回も1ラウンドで終わります

世界を見据えてやっているので、まだ負けられない段階です。
スポンサーの方、チケットを買って見に来てくれる方——その期待に応えたい気持ちが、勝つたびに大きくなっていますね。

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幼い頃からお父さんと一緒に総合格闘技を見て育ち、やがて自分もやってみたいという想いが芽生えた下間さん。
北海道の極寒のジムから、沖縄の青い空の下へ——その夢を追いかけて海を渡り、今や世界を目指すプロ格闘家へと成長しました。

4月19日、コザミュージックタウンで3戦目を迎える下間さん。
まだ開けていない引き出しを、ぜひ会場で確かめてみてください!
(そんな私もチケット3枚買いました!)

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